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特集 抗菌薬選択の基準を確立する
抗菌薬選択の基本原則
抗菌薬療法における基礎的考え方
Principles of Antimicrobial Therapy
喜舎場 朝和
1
1沖縄県立中部病院内科
pp.872-876
発行日 1994年10月15日
Published Date 1994/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901299
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■抗菌薬は使用量の増加に伴い効き目が悪くなるものなので,乱用してはならない.
■概して弱毒菌は常在的で,易耐性獲得性で,昨今compromised hostの増加に伴い,これらの菌が病原性を発揮してくることが多い.
■血管カテーテル,気管内挿管,尿道カテーテルなどの器具は,局所的にcompromised hostを作り出すので乱用してはならない.
■感染病巣を見付けそこから検体を採取し,塗抹と培養を行い,起炎菌に対する目処をつけるように努め,できるだけ起炎菌に対して感受性が高く,しかも狭域スペクトルで副作用が少なく,安価な抗菌薬を選択する.
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