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特集 隠されたアルコール問題を発見する
アルコール依存症
アルコール依存症の発見法と診療の方向づけ―精神科医の立場から
Early Diagnosis and Comprehensive Treatment of Alcoholism
三船 英男
1
1初石病院精神科
pp.614-618
発行日 1994年7月15日
Published Date 1994/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901230
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■一般診療上,様々な愁訴・症状・疾病の陰に,実は"隠されたアルコール問題"が存在することが多い.
■飲酒歴・アルコール依存徴候を正しく把握して「アルコール依存症」の診断を早期に確定する.
■緊急入院のケースでは,離脱症状の発生予防と脳障害の防止対策を十分とる.長期通院ケースでも臓器障害の陰に依存症を見逃さない.
■症候性の「うつ病」や「てんかん」などにも留意し,適切な対応をする.
■いずれの場合でも,依存症の治療と回復の"全体図"を頭に描き,部分的治療に終始するのではなく,総合的で一貫した指導・治療が特に大切である.
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