総合外来
感染性胃腸炎と虫垂炎―いかに誤診を防ぐか
山下 和彦
1
1三条山下内科医院
pp.1036-1037
発行日 1993年11月15日
Published Date 1993/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901017
- 有料閲覧
- 文献概要
ウイルス性感染性疾患の流行時には,先入観念からか,多忙なためか,十分な問診や診療また検査などを行わずに,簡単に診断を下し,処置してしまうことがよくある.そのための誤診が後日重大な後遺症を引き起こすことは第一線の臨床医ならだれしも経験があるであろう.今回は感染性胃腸炎(ウイルス性)の流行時に見逃した急性虫垂炎の症例を通して,いかに誤診を防ぐべきかを考えてみたい.
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.