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特集 肥満の総合診療
治療
単純性肥満に対する外来での行動療法
Behavioral Therapy for Obesity Patient in Office Setting
飯島 克巳
1
1自治医科大学地域医療学教室
pp.1007-1009
発行日 1993年11月15日
Published Date 1993/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901008
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■患者が肥満を改善したいのか,その理由は何かという点を明確にしておく必要がある.このことは,他の肥満の治療にも当てはまるが,治療法の性格上,行動療法(J1)では特に重要である.
■行動療法では,情報を客観的で計量的なものとして処理する必要がある.
■肥満の行動療法の技法としては,刺激統制法,オペラント条件付けの技法が容易に実施可能で,かつ有効である.
■行動療法自体が動物を対象とした実験心理学の成果に負うところが多いので,そのまま人間に応用しようとすると不自然なもの,非人間的なものになってしまう恐れがある.あくまでも良好な医師―患者関係の中で,患者の同意のもとでこの技法を使用するということが前提条件である.
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