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特集 肥満の総合診療
病理とメカニズム
食欲の調節
Control of Feeding
大村 裕
1
1日本臓器製薬株式会社生物活性科学研究所
pp.982-988
発行日 1993年11月15日
Published Date 1993/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901002
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■摂食の調節は,空腹時と満腹時に変化する血中および脳脊髄液中の化学物質の動態を化学感受性ニューロンが感知することが第1の段階である.
■これらニューロンで感知した化学情報が脳の高次の中枢に伝達され空腹感や満腹感が形成されて,摂食行動が調節される.
■摂食は単に体の機能を維持するだけではなく,すすんで脳の学習記憶能力を促進させるという重要な生理学的働きがある.
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