総合外来
慢性呼吸不全患者の在宅酸素療法
高見 茂人
1
Shigehito Takami
1
1柳原病院内科
pp.1002-1003
発行日 1992年11月15日
Published Date 1992/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900646
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わが国の慢性呼吸不全患者は3万~5万人と推定されている.これまで酸素吸入のためだけの長期の病院内(入院)生活を余儀なくされてきた.ようやく1985年,在宅酸素療法(酸素濃縮器)が保険適応となり患者の生存の質(quality of life)を高めるに大きな福音となった.しかし,地域で本療法を,安心して,かつ安全に実施するには,届出制になったとはいえ,緊急時の対応(往診,入院先選び)をはじめ診療所(開業医)の負担は決して小さくはない.
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