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特集 臨床医のコモンセンス・2―内科医に必要な他科知識
皮膚科
蕁麻疹
Urticaria
沼田 恒実
1,2
Tsunemi Numata
1,2
1沼田皮膚科クリニック
2前:広島大学皮膚科
pp.958-959
発行日 1992年11月15日
Published Date 1992/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900627
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- Abstract 文献概要
・蕁麻疹は,痒みとともに突然限局性の発赤と浮腫が出現する皮膚疾患であり,一過性にあとかたもなく消失することが特徴である.
・何らかの原因が,真皮のマスト細胞に作用しヒスタミンなどが遊離され,毛細血管の透過性が亢進し血漿が漏出し蕁麻疹を生じる.
・治療には,原因の確認と除去が最も大切であり,多岐にわたる原因因子や内科疾患について検索を行う必要がある.
・治療薬には抗ヒスタミン剤,抗アレルギー剤,副腎皮質ホルモン剤などがある.
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