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特集 臨床医のコモンセンス・1―内科医に必要な他科知識
耳鼻咽喉科
補聴器の知識
Knowledge on Hearing Aid
泰地 秀信
1
Hidenobu Taiji
1
1横浜市立市民病院耳鼻咽喉科
pp.878-879
発行日 1992年10月15日
Published Date 1992/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900599
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- Abstract 文献概要
・高齢化社会になるにつれ聴覚障害者も増加しているが,わが国では補聴器は十分に普及していない.これは老人性難聴では,しばしば難聴を自覚していないことにもよるが,補聴器の適合やカウンセリングが不適切なことによることも少なくない.
・補聴の原則は,①閾値上の音に,②ことばの弁別に必要な音を強く,③うるささを軽減,④ことばが最も聞きよいレベルになるよう増幅することである.
・補聴器の利得・周波数特性は,純音聴力検査の結果からハーフゲイン法などにより求めた理論値に近くなるように設定する.
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