今月の主題 主治医として診る後期高齢者
主治医として知っておきたい後期高齢者の医療と生活
補聴器の基本知識
西村 忠己
1
,
岡安 唯
1
,
細井 裕司
1
1奈良県立医科大学耳鼻咽喉・頭頸部外科
pp.1303-1306
発行日 2008年7月10日
Published Date 2008/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103450
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ポイント
●補聴器の適合の前に,耳疾患の有無の確認および聴覚機能の評価を行う必要がある.
●補聴器の装用には本人の意思も重要なため,装用を強制してはいけない.
●十分な効果を得るためには,実際に使用した結果を参考に,音質調整していく必要がある.
●難聴者が聞き取れるように大きな声で話しかけても,逆に聞き取りが悪くなる場合がある.
●補聴器の効果には限界があり,周囲の者の気遣いが重要である.
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