特集 ここまで進化した補聴器と人工内耳診療
難聴対策の現状
補聴器相談医,認定補聴器技能者と補聴器購入助成制度
鴫原 俊太郎
1
,
木村 優介
1
Shuntaro Shigihara
1
,
Yusuke Kimura
1
1日本大学医学部耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野
キーワード:
補聴器
,
補聴器相談医
,
認定補聴器技能者
,
補聴器購入助成制度
Keyword:
補聴器
,
補聴器相談医
,
認定補聴器技能者
,
補聴器購入助成制度
pp.135-138
発行日 2022年2月1日
Published Date 2022/2/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000000034
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はじめに
補聴器は難聴者にとって,簡便に聴覚補償を行える極めて重要な手段であり,高齢者人口の増大にともなう労働人口の減少,認知症患者の増加といった社会的問題に対しても一定の効果を発揮することが期待されている。しかしながら補聴器自体またフィッテング技術の進歩は著しいものの,補聴器装用自体は難聴者の病態や社会的,経済的要素により大きな制約をうけ,満足できる装用状況の実現には困難をともなうことが少なくない。
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