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特集 臨床医のコモンセンス・1―内科医に必要な他科知識
脳外科
クモ膜下出血
Subarachnoid Hemorrhage
岩田 隆信
1
Takanobu Iwata
1
1昭和大学脳神経外科
pp.862-863
発行日 1992年10月15日
Published Date 1992/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900592
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- Abstract 文献概要
・クモ膜下出血とは脳軟膜とクモ膜との間に出血を来した病態を言う.出血の原因は外傷を除くと大半は脳動脈瘤の破裂と考えてよい.
・突然激しい頭痛,嘔気嘔吐にて発症する.麻痺はないのが普通である.診断にはCTが極めて有用(図1,2).
・入院直後はまず呼吸循環を確保する.ベッド上安静または鎮静,血圧のコントロールをはかり再出血の予防が重要.
・クモ膜下出血を疑うか診断がついた時点で可及的に早く脳神経外科医にコンサルトする.
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