今月の主題 神経内科エマージェンシー―日常臨床でどこまで対応できるか
どのような治療を行うか―実践的アプローチ
【脳血管障害】
クモ膜下出血
中村 元
1
,
藤中 俊之
1
,
吉峰 俊樹
1
1大阪大学医学部脳神経外科
pp.634-637
発行日 2012年4月10日
Published Date 2012/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105893
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ポイント
★CTで診断のつかないクモ膜下出血が存在するため,疑わしい場合は,腰椎穿刺やMRI/MRAの施行を躊躇してはならない.
★クモ膜下出血の診断がつき次第,十分な鎮静,鎮痛,降圧を行い,再出血を予防する.
★脳動脈瘤破裂が原因であることが多く,専門医による再出血予防処置(開頭クリッピング術,コイル塞栓術)が必要である.
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