Japanese
English
特集 中枢神経障害のリハビリテーション
各種疾患のリハビリテーション
クモ膜下出血
Subarachnoid Hemorrhage.
前島 伸一郎
1
,
山家 弘雄
1
,
増尾 修
1
,
桑田 俊和
1
,
尾崎 文教
1
,
森脇 宏
1
Shinichiro Maeshima
1
,
Hiroo Yamaga
1
,
Osamu Masuo
1
,
Toshikazu Kuwata
1
,
Fuminori Ozaki
1
,
Hiroshi Moriwaki
1
1国保日高総合病院脳神経外科
1Department of Neurological Surgery, Hidaka General Hospital
キーワード:
脳動脈瘤
,
脳動静脈奇形
Keyword:
脳動脈瘤
,
脳動静脈奇形
pp.1065-1070
発行日 1997年10月10日
Published Date 1997/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108494
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はじめに
クモ膜下出血はクモ膜下腔へ出血した状態を言う.1761年,Morgagniによって初めて報告されて以来,今日に至るまでさまざまな病因論や病態生理が述べられてきた1).近年,脳血管障害の発生率および死亡率が減少しつつあるものの,クモ膜下出血は一向に減少傾向を示さない.したがって,リハビリテーション診療においても,クモ膜下出血後の患者を扱うことは少なくない.
本稿ではクモ膜下出血の原因の大部分を占める脳動脈瘤および脳動静脈奇形を中心に,リハビリテーション診療上の留意点につき解説する.
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