Japanese
English
特集 一般外来で精神症状を診る
意識障害と痴呆
Consciousness Disturbance and Dementia
斎藤 智彦
1
Tomohiko Saitoh
1
1自治医科大学大宮医療センター脳神経科
pp.776-778
発行日 1992年9月15日
Published Date 1992/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900565
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・見当識障害,健忘や行動異常の患者を診たときに痴呆以外に軽度の意識障害を必ず疑うこと.
・痴呆では日常的な会話や挨拶などには異常を認めないが,意識障害の場合には簡単な日常生活動作にも異常を認めることが多い.
・痴呆では失語,失行、失認などの高次脳機能の欠落症状を呈することがあるが,意識障害の場合は欠落症状をとらえることができない.
・脳波が診断,鑑別の決め手となることがあり有用である.
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