総合外来
腎梗塞の早期診断の重要性
百瀬 篤
1
Atsushi Momose
1
1佐久市立国保浅間総合病院内科
pp.614-615
発行日 1992年7月15日
Published Date 1992/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900507
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腎梗塞は剖検例の1%に認められるが生前診断されている症例は少なく,臨床上あまり重要視されていない.これはたとえ腎梗塞が早期診断されなくとも致死的なことが少ないためと考えられる.しかし,腎動脈塞栓症による腎梗塞は心疾患による全身の塞栓症の一部であることが多く,腎梗塞を早期に診断し他の塞栓症の発症の予防を行うことが臨床上重要である.
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