Japanese
English
特集 ライフスタイルと健康―習慣病への対策
食事処方―肥満の予防と治療を中心として
Obesity and dietary therapy
片岡 邦三
1,2
Kunizo Kataoka
1,2
1慶應大学内科
2現:東海大学附属東京病院内科
pp.257-263
発行日 1991年6月15日
Published Date 1991/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900077
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- サイト内被引用 Cited by
ポイント
・肥満が医学的な立場からみて重要なのは,その死亡率が正常体重者に比べて高いばかりでなく,単独で心血管系疾患の危険因子となることである.また,肥満者は動脈硬化の危険因子とされている高血圧,高脂血症,糖尿病,痛風を合併することが多く,肥満の解消によりこれら合併疾患が同時に軽快し危険因子の一掃につながるので,肥満の予防と治療は健康の維持に大きな意義を持つといえる(表1).
・本稿では主として肥満の予防と治療の実際について述べる.
Copyright © 1991, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.