What's your diagnosis?[136]
長官!!パニックです!
猪飼 浩樹
1
,
田中 孝正
1
,
名倉 功二
1
,
藤本 卓司
1
1市立堺病院総合内科
pp.290-293
発行日 2014年4月15日
Published Date 2014/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414103163
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病歴
患者:41歳,女性.
主訴:発熱,腹痛.
現病歴:生来健康.入院2日前に発熱,悪寒,戦慄あり,頭痛も認めたため,NSAIDs頓服で経過観察していた.入院前日に咳嗽,喀痰軽度あり,救急外来受診.胸部X線写真で明らかな異常陰影なく,対症療法で帰宅となった.入院当日朝から腹痛出現.緩徐な発症で増悪寛解因子はなし,持続痛であった.痛みの程度が徐々に悪化し,嘔気も軽度伴った.38.9℃と発熱が持続するため,当院救急外来を再受診.
病歴上の陰性所見:関節痛,筋痛,体重減少,寝汗,光線過敏,海外渡航歴,周囲の感冒症状,感覚低下,異常感覚,Raynaud症状,朝のこわばり,口渇感.
既往症:なし.
内服薬:なし.
アレルギー歴:なし.
家族歴:なし.
生活歴:看護師.
飲酒:缶ビール2本/day.
喫煙歴:なし.
妊娠出産歴:帝王切開1回,切迫流産1回.
最終月経:入院5日前~入院前日まで,周期整.
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