特集 高齢者「主治医」事典
【高齢者の生活と診療】
居宅―高齢者の地域生活の場としての住宅を理解する
外山 哲也
1
1国立病院機構東埼玉病院内科・総合診療科
キーワード:
Aging in Place
,
住まいとケアの分離
,
House Adaptation
,
Adaptable Housing
,
サ高住
,
バリアフリー
,
WHO住環境基本理念
Keyword:
Aging in Place
,
住まいとケアの分離
,
House Adaptation
,
Adaptable Housing
,
サ高住
,
バリアフリー
,
WHO住環境基本理念
pp.829-831
発行日 2013年10月15日
Published Date 2013/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102988
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Case
転倒を機に転居・住宅改修を検討した1例
患者:80歳,女性.
経過:都市部の戸建て日本家屋(築40年以上)に独居.認知機能は保たれているが,伝い歩き程度のADL.近所には知人も多く,介護サービスに加え,インフォーマルケアにも支えられて生活を続けてきたが,先日,自宅内で転倒して腰を痛めた.それを機にケアマネジャーからは床の段差をなくす工事をしきりに勧められるようになった.一方,遠方に住む娘からは,娘宅近くの高齢者用賃貸住宅への引越しを勧められている.サービス担当者会議が開催され,主治医として意見を求められた.
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