What's your diagnosis?[124]
浮腫患者は午後にしっかり覚醒することが大切
石田 恵梨
1
,
上田 剛士
1
1洛和会丸太町病院救急・総合診療科
pp.281-284
発行日 2013年4月15日
Published Date 2013/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102798
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病歴
患者:慢性心房細動の既往のある71歳,男性.
主訴:両下腿浮腫.
現病歴:1年1カ月前に両足底のむくみ感を自覚,徐々に両下腿の浮腫となった.8カ月前より「足が腫れて歩くと痛む」ようになった.また,両手指末端のしびれ感も出現した.他院でフロセミドの投与を開始されたが改善せず.5カ月前に杖の使用が必要となった.精査目的にて当科を受診.
既往歴:1年前に健康診断にて心房細動と診断.
内服歴:ワルファリン1mg/日,フロセミド40mg/日,メコバラミン1,500μg/日.嗜好歴:24年前に禁煙 20本/日×25年,ビール 350ml/日,偏食なし.陰性所見:体重変化,尿量減少,尿の泡立ち,手指・眼瞼の浮腫,咳嗽,食欲低下,腹部膨満感,発熱,寝汗,関節痛,暑がり,寒がり,便通変化,動悸,振戦.
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