Editorial
今日の外科―こんなに変わっているとは
伴 信太郎
1
1名古屋大学大学院医学系研究科健康社会医学専攻総合診療医学
pp.277
発行日 2013年4月15日
Published Date 2013/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102797
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本号は非専門家のための「今日の外科」特集である.その狙いは,よい連携構築のために知っておきたい外科のUp-to-Dateの紹介である.
冒頭の総論二本の内,星論文は,「かかりつけ医にしかできない助言」の重要性について述べ,術前リスク評価として「丁寧で詳細な問診と診察が基本中の基本」と強調している.また,所見のない場合は40歳以下では特に術前検査は必要ないと明確に言い切るほか,簡単な輸液量の決め方の記述など,自分自身が若かりし頃に米国で外科にローテーションしていた頃に上級レジデントから教えられていた時の雰囲気を思い出させる論文である.新井論文は,外科にコンサルトする際に,紹介する側が心得ておくべきことを丁寧に紹介している.
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