What's your diagnosis?[115]
ローン払いは丁寧に
大倉 敬之
1
,
桂 敏明
1
,
小田垣 孝雄
1
,
小山 弘
1
1国立病院機構京都医療センター総合内科
pp.488-491
発行日 2012年7月15日
Published Date 2012/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102534
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病歴
患者:60歳,男性.主訴:吃逆.
現病歴:1年前より吃逆が月に1回程度の頻度であった.いつもは半日程度で自然に軽快し,様子をみていた.今回は5日前から吃逆が出現し,1日以上続いた.2日前に近医を受診したところ,当院に紹介受診となった.吃逆は24時間継続しており,徐々に食事摂取量は低下してきているが,食べられないわけではない.3日前から間欠的な腹痛を感じることもある.吃逆に伴い,嘔吐することがある.
陽性症状:吃逆,間欠的な腹痛,食欲低下,嘔吐,嚥下時の違和感.陰性症状:発熱,背部痛,黄疸,下血,吐血,便秘.既往歴:小児期に虫垂炎に対し切除術,10年以上前に腹腔鏡下胆嚢摘出術.内服:なし.アレルギー:特記すべきものなし.ADL:完全に自立.喫煙:なし.飲酒:機会飲酒.家族歴:特記すべきものなし.海外渡航歴:特記すべきものなし.
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