特集 高齢者の皮膚トラブル
One more JIM
pp.296-298
発行日 2012年4月15日
Published Date 2012/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102473
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Q1 プライマリ・ケア医が皮膚科の勉強をするには,どこから取り掛かるとよいか?
A1 皮膚所見を正確に表現できるようになり,教科書を一冊通読し,各疾患の皮膚所見を把握することが大事.ただし皮膚疾患は細かいものまで含めると3,000近くあるといわれており,それをプライマリ・ケア医がすべて把握する必要はないと思われる.日本皮膚科学会が行った定点調査で,外来を訪れる皮膚疾患の85%はアトピー性皮膚炎,足白癬,蕁麻疹などの上位20疾患で占められていることがわかっているので,日常に遭遇しやすい疾患を中心に各疾患の特徴を押さえることが大事.
文献
真鍋求,他:やさしい皮膚病診療ガイド.治療 92(9):2092-2217, 2010.
<プライマリ・ケア医向けの皮膚疾患診療ガイドであり,日常で遭遇しやすい39疾患を記載>
(横林ひとみ→p252)
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