特集 チームを動かすコンサルテーション
【総論】
ヘルスケアにおける多職種連携の特徴
松岡 千代
1,2
1兵庫県立大学看護学部 生涯広域健康看護講座Ⅰ老人看護学
2仏教大学保健医療技術学部看護学科
キーワード:
多職種連携
,
チームワーク機能
,
コンフリクトマネジメント
,
IPE(Interprofessional Education)
Keyword:
多職種連携
,
チームワーク機能
,
コンフリクトマネジメント
,
IPE(Interprofessional Education)
pp.184-188
発行日 2012年3月15日
Published Date 2012/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102437
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ヘルスケアにおける多職種連携は,協働,チームワーク,医療チーム,チームアプローチ,あるいはネットワーク,コンサルテーションなど類似する言葉や概念とともに混用されている現状がある.しかし,多職種連携の定義の内容を整理してみると,いくつかの共通要素(共通の目標達成,二人以上,異なった専門職,プロセス)があることがわかる.また多職種連携は,専門職間のネットワーク(パイプ)をとおして展開されるとするならば,ネットワークの特性(主体性,多様性,相互作用性,資源交換性など)も見い出せる.そこで,本稿では専門職間連携を先述(Q&A)のように定義し,そのなかでチームワークは境界のある集団(チーム)で展開されると考えるものとする1).
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