特集 家庭医のための循環器診療レベルアップ
マネジメントのレベルアップ
僧帽弁,大動脈弁疾患の慢性期管理のポイント
尾㟢 重之
1
1東邦大学医療センター大橋病院心臓血管外科
キーワード:
大動脈弁閉鎖不全症(aortic regurgitation,aortic insufficiency:AR)
,
大動脈弁狭窄症(arotic valve stenosis:AS)
,
左室駆出率(left ventricular ejection fraction:LVEF)
,
左室拡張末期径(LVDd)
,
僧帽弁狭窄症(mitral stenosis:MS)
,
僧帽弁閉鎖不全症(mitral regurgitation:MR)
,
自己心膜を用いた大動脈弁形成術
Keyword:
大動脈弁閉鎖不全症(aortic regurgitation,aortic insufficiency:AR)
,
大動脈弁狭窄症(arotic valve stenosis:AS)
,
左室駆出率(left ventricular ejection fraction:LVEF)
,
左室拡張末期径(LVDd)
,
僧帽弁狭窄症(mitral stenosis:MS)
,
僧帽弁閉鎖不全症(mitral regurgitation:MR)
,
自己心膜を用いた大動脈弁形成術
pp.279-283
発行日 2011年4月15日
Published Date 2011/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102147
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近年,弁膜症疾患において手術適応範囲の拡大とともに,手術対象疾患はもとよりその病態も時代とともに変化し,外科的治療の考え方をはじめ手術手技も大きく変化している.ただ根治性を求めるだけではなく,より質の高い生活(QOL)を得るための手術方法が求められている.僧帽弁閉鎖不全症(MR)に対する僧帽弁形成術は安定した成績を残せるようになってきた.僧帽弁形成術で発達した技術を使用し,ここ数年の間に大動脈弁閉鎖不全症(AR)に対しても形成術が施行されるようになってきたが,依然として安定した成績は出されていない.さらに大動脈弁狭窄症(AS)に対する形成術はいまだ確立されていなかった.最近になり大動脈弁疾患に対する“自己心膜を使用した大動脈弁形成術”の良好な成績が報告されている.
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