特集 家庭医のための循環器診療レベルアップ
一般検査と画像診断のレベルアップ
循環器疾患の画像診断の進歩―とくにCTとMRIの活用
東 将浩
1
,
山田 直明
1
,
内藤 博昭
2
1国立循環器病研究センター 放射線部
2国立循環器病研究センター
キーワード:
MDCT/MSCT
,
冠動脈CT
,
心臓MRI
,
遅延造影
Keyword:
MDCT/MSCT
,
冠動脈CT
,
心臓MRI
,
遅延造影
pp.274-277
発行日 2011年4月15日
Published Date 2011/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102146
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冠動脈CT
MDCT(J1)の登場により,冠動脈CTが研究され始め,列数の増加,ガントリー回転速度の向上といった装置の進歩により,冠動脈CTは日常検査の一つとして行われるようになった.冠動脈CTには,X線被曝やヨード造影剤の使用といった制限があるものの,非侵襲的に冠動脈を描出できる限られたモダリティである.
本稿では,当初,たこつぼ心筋症が疑われた胸痛患者において,冠動脈CTを入院時に実施することで,早急に血行再建術を行うことができた症例を紹介する.
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