特集 診療現場での倫理 Case Study
【Case Study】
超高齢者の死因として「老衰」と記載することにまつわる倫理的側面
木村 琢磨
1
,
今永 光彦
1
1国立病院機構東埼玉病院総合診療科
pp.666-667
発行日 2009年9月15日
Published Date 2009/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101760
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近年の臨床現場では,90代の超高齢者が急速に増加しており,明らかな原因を特定できないまま,徐々に食欲低下や全身状態の悪化が進行し,永眠されることがある.このような場合,死亡診断書の死因欄に,「老衰」と記載することがあるが,その妥当性について迷うことも多い.本稿では,超高齢者の死因として「老衰」と記載することにまつわる倫理的側面について私見を述べる.
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