What's your diagnosis?[77]
アポなし救外
今泉 貴広
1
,
保井 光仁
1
,
三島 信彦
1
1愛知厚生連海南病院総合内科
pp.335-337
発行日 2009年5月15日
Published Date 2009/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101679
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病歴
患者:54歳,男性.職業:土木建設業現場監督.
主訴:左下肢脱力,頸部痛.
現病歴:来院前日,朝7時に普段どおり出勤.通勤途中の歩行時に後頸部痛があり,2~3分で治まった.10時頃より歩行時のふらつきあり,事務所で休憩していた.徐々に左脚の動きが鈍くなり,立ち上がりにくくなったため近くの総合病院を受診した.頭部CT撮影にて陳旧性脳梗塞のみでほかに異常指摘されず.CT撮影後より頸部痛は持続痛となった.帰宅後よりさらに左下肢の動かしにくさは悪化し,独歩不能となった.
来院日朝8時頃,起床時に左脚が全く動かないことに気づき救急要請.当院救急外来受診した.
既往歴:2年前に脳梗塞(右上下肢不全片麻痺),半年前に顔面帯状疱疹.
内服歴:ワルファリン(1)6T/分3,ニフェジピン徐放剤(20)1T/日,カンデサルタン(8)1T/日.
嗜好:飲酒なし,1988年肺気腫といわれて以来禁煙.
家族歴:特記すべきことなし.
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