What's your diagnosis?[67]
変化に弱い―直腸診でわかったのに…
名倉 功二
1
,
青柳 健一
2
,
津田 順子
2
,
川島 篤志
2
,
藤本 卓司
2
1亀田総合病院総合診療・感染症科
2市立堺病院総合内科
pp.539-541
発行日 2008年7月15日
Published Date 2008/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101452
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病歴
患者:ADL自立の76歳,男性.
主訴:便秘.
現病歴:普段から便秘気味で,入院1年前から市販の漢方薬を内服していた.入院5日前から便秘,体動時の下腹部痛が出現.入院2日前に下腹部痛を主訴に近医受診.入院2日前,前日,当日の昼間に計3回当院救急外来を受診し,補液されたが改善せず.同日夜間に再度救急外来を受診し,便秘の改善を認めないため入院となった(ここまで計6名の医師が診察).
Review of systems:陽性症状;食欲低下,体重減少(程度は不明),便秘,腹部膨満感.陰性症状;発熱,全身倦怠感,悪心,嘔吐,排ガスの停止,寝汗.
既往歴:高血圧,白内障.腹部手術歴なし.
内服薬:アムロジピン,大草延寿丸(R)(大黄+センナを含む漢方薬).アレルギー:なし.
生活歴:喫煙なし.日本酒1合/日.
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