特集 ホームレスを診る
【ホームレスを診るために】
医療場面におけるホームレス患者への援助―健和会大手町病院医療相談室の実践
岩崎 正次
1
1健和会大手町病院医療相談室
キーワード:
生活保護法の活用
,
生活歴・職歴調査
,
家族調整
,
医・食・住の援助
,
フォーマル組織・インフォーマル組織との連携
Keyword:
生活保護法の活用
,
生活歴・職歴調査
,
家族調整
,
医・食・住の援助
,
フォーマル組織・インフォーマル組織との連携
pp.316-317
発行日 2008年4月15日
Published Date 2008/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101396
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財団法人健和会は北九州市・苅田町に4病院(総ベッド数1,275床)と診療所群などを持ち,「無差別平等な医療」を理念に医療活動を実践しています.
健和会大手町病院(638床)は1984年に開院し,救急医療分野で市内の救急車の搬入12.3%(2006年度)に対応しています.ホームレスの人が病院に受診する場合は,救急車で搬入されることがほとんどです.当院でのホームレス患者の受け入れ状況を,図1に示します.ホームレスの受け入れには,当然医療費・身の回り品・日用品費などの問題が発生します.さまざまな社会資源を活用し対応を行いますが,生活保護法を活用するケースがほとんどとなります.
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