特集 論争の現場を見にいく
【実例で見る論争】
中等症持続性気管支喘息における抗アレルギー薬とβ2刺激薬
浜野 淳
1,2
1筑波大学附属病院 総合医コース
2大和クリニック
キーワード:
長時間作用型β2刺激薬(LABA)
,
アドエア(R)
,
喘息関連死の増加
Keyword:
長時間作用型β2刺激薬(LABA)
,
アドエア(R)
,
喘息関連死の増加
pp.1026-1028
発行日 2007年12月15日
Published Date 2007/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101298
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気管支喘息のマネジメントに関する文献やガイドラインは多く,ガイドラインによっては重症度の定義が多少異なることがある.本稿ではNAEPP Guideline(J1)が定義する成人の中等症持続性気管支喘息(表1)の慢性期管理に対する抗アレルギー薬とβ2刺激薬の使い方について述べていく.なお,長期管理薬(コントローラー)として吸入ステロイド,発作治療薬(リリーバー)として短時間作用型β2刺激薬が必須であるという点に関しては多くの文献やガイドラインで異論がなく,吸入ステロイド薬を使用していることを前提として話を進めていく.
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