Japanese
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特集 呼吸・循環器治療薬の狙いと効果の現実
気管支喘息と抗アレルギー薬
Bronchial Asthma and Antiallergic Drugs
中川 武正
1
Takemasa Nakagawa
1
1聖マリアンナ医科大学東横病院内科
1Department of Internal Medicine, St. Marianna University School of Medicine
pp.817-822
発行日 1996年8月15日
Published Date 1996/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404900007
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はじめに
1971年のdisodium cromoglycate(DSCG)の登場は,わが国の気管支喘息に対する治療体系に「予防薬」という概念を導入した.その後種々の経口喘息発作予防薬が開発され,「抗アレルギー薬」という呼称も定着した.では現時点において,抗アレルギー薬はどう位置付けられ,どの程度の有効性を発揮し得るのか?本稿ではこのような観点から,抗アレルギー薬の現況を述べる.
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