となりの総合診療部[31]
洛和会音羽病院総合診療科
二宮 清
1
1洛和会音羽病院総合診療科
pp.624-625
発行日 2007年7月15日
Published Date 2007/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101179
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概要
洛和会音羽病院に現在の教育指導体制である屋根瓦方式に基づく総合診療科が形成されたのは,2004年に現院長である松村理司が舞鶴市民病院から当院に移籍した時である.診療科全体としては「世界に通用する内科医の育成(松村理司)」を大きな目標に日々の診療・教育に意欲的に取り組んでいる.
特色
外来診療,入院診療,在宅医療,良医養成を4つの柱とし,全人的医療を心掛け,終末期医療にも力を注いでいる.専門分化の進んだ現代医療の狭間ともいえる部分を大事にしながら,患者さんの望む医療・望む医師像を追求していこうと日々努力している.さらに洛和会京都医学教育センター(酒見英太)と連動して国内や海外の“メジャー級”指導医を招聘し,回診・症例検討・講義などを通じて若手医師の教育を行っている.研修医・指導医ともに一流の臨床家の世界標準ともいえる診療技術や技能に接するなかで,今までとは違う新しい価値観による知的刺激を受けながら,日常診療に積極的に取り組んでいる.
また2006年から京都大学医学部医療疫学講座(福原俊一教授)の指導協力で,当科での臨床研究と次年度からの希望者の大学院進学などの人的交流も開始されつつある.
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