在宅医療技術の進歩20
在宅自己腹膜灌流療法
前田 憲志
1
Kenji Maeda
1
1大幸砂田橋クリニック内科
pp.720-724
発行日 2004年8月1日
Published Date 2004/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101010
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急速な高齢化の進行,高血圧,糖尿病などの増加に伴って,在宅医療症例にとっても慢性腎不全の増加が重要な治療対象課題となっている.心不全,呼吸不全などの管理と同様に,腎不全の管理も重要な「在宅医療技術」の1つである.
①腎不全の評価をどのように行い,保存期腎不全をどのように管理するか,②透析導入時期をどのように決定するか,③どのような透析法を選択するか,④在宅自己腹膜灌流をどのように進めるか,⑤管理指標としての腹膜透析の予後要因の意義,⑥スタッフの養成やほかの介護チームとの連携,など多くの課題があるが,各々の項目を標準化した流れに構成しておくことが大切である.
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