What's your diagnosis?[53]
6畳の恐怖
山本 舜悟
1
,
大野 博司
1
,
二宮 清
1
1洛和会音羽病院総合診療科・感染症科
pp.379-381
発行日 2007年5月15日
Published Date 2007/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100931
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病歴
患者:ADLは自立した60代の男性.
主訴:口が開きにくい.
現病歴:1週間前にパンを食べようとしたら口が開きにくいことに気づいた.同時に左口唇を咬みやすくなっていた.肩から後頸部のあたりのコリがきつくなり,しゃべりにくい感じも出てきた.3日前から右頰が腫れてきたような感じがあり,右眼裂が狭くなってきた.右顔面がひきつる感じがあった.この頃より,朝の発汗が多いことに気づいた.前日より,食事の際の咬みにくさが増悪し,嚥下障害も出現してきたため,神経内科外来を受診し,入院した.
既往歴:56歳時より気管支喘息.慢性副鼻腔炎で42歳,48歳,58歳時に手術.
薬剤:フルタイド(R),セレベント(R)吸入.
生活歴:10年程前から家庭菜園(約30m2)で畑仕事をしている.
喫煙:10年前から禁煙(それまでは10~12本/日×40年間),飲酒:なし.
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