特集 診断過程を解き明かす―Evidence-based Diagnosis
痙攣診療のプロセス
高橋 一司
1
1国立病院東京医療センター神経内科
キーワード:
痙攣
,
てんかん
,
問診
,
脳波
,
頭部MRI
Keyword:
痙攣
,
てんかん
,
問診
,
脳波
,
頭部MRI
pp.24-31
発行日 2004年1月1日
Published Date 2004/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100771
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痙攣(J1)を主訴として来院する患者は多いが,診察時に痙攣が続いていることは少ない.ここでは,一般内科医が出会うことの多い,一過性の痙攣発作を初めて起こした患者さんへの対応について記載する.痙攣発作が持続している時の救急対応や,痙攣の分類に関しては参考文献をご覧いただきたい1~3).
痙攣は一過性でも重大な基礎疾患が存在する場合もあり,診断がはっきりしないまま漫然と経過を追うことは許されない.初診医の問診・診察所見はとくに重要であり,それに続く検査の選択,専門医へのコンサルテーションなど,適切な対応が必要である.
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