特集 プライマリ・ケアにおける神経症候へのアプローチ
各論(疾患編)
てんかんを疑う神経症候とその対処法—痙攣以外にもある発作症状
岡山 公宣
1
,
松本 理器
1
1神戸大学大学院医学研究科 脳神経内科学分野
キーワード:
てんかん
,
痙攣
,
意識消失
,
高齢発症てんかん
Keyword:
てんかん
,
痙攣
,
意識消失
,
高齢発症てんかん
pp.2312-2316
発行日 2020年12月10日
Published Date 2020/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227346
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Point
◎痙攣や意識消失はてんかんとの鑑別が必要になる代表的な症候であるが,まずは早期の治療介入を要する急性疾患や心血管疾患などの除外が必要不可欠である.
◎てんかんの診断には何よりも詳細な問診が重要であるが,特に気づかれにくい高齢発症てんかんなどについてもアンテナを張っておくことが重要である.
◎てんかんが疑われる患者では一度は専門医へ紹介することが望ましい.
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