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特集 乳癌診療—今日の話題
乳癌画像診断の進歩—(2)マンモグラフィ
Recent advances in imaging of breast cancer:Mammography
東野 英利子
1
,
植野 映
2
1筑波記念病院放射線科
2筑波大学臨床医学系
キーワード:
乳癌
,
マンモグラフィ
,
石灰化
,
スクリーニング
Keyword:
乳癌
,
マンモグラフィ
,
石灰化
,
スクリーニング
pp.27-32
発行日 1994年1月20日
Published Date 1994/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901455
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マンモグラフィの最近のトピックスは触知不能乳癌の発見である.それを達成するためには専用の撮影装置,感度の高いフィルム—増感紙,さらに適切な撮影法を行う必要がある.所見の評価は非常に重要で,非対称性の陰影,構築の乱れに関しては触診との,腫瘤像に関しては超音波との併用が望ましい.腫瘤を伴わない石灰化巣に関しては集簇,多数,微細が生検の適応であるが,より詳細なマンモグラフィと組織との対比によりcomedo-carcinomaでは鋳型状,桿状,線状配列,樹枝状などの特徴的な所見を呈するが,cribriform, micropapillary car-cinomaではより小さな点状石灰化をきたす.後者では良性の石灰化との鑑別が難しい.
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