特集 学校医をたのまれたら
学校医活動の幅を広げる
メンタルヘルスのことを考えよう
井上 登生
1
1医療法人井上小児科医院
キーワード:
メンタルヘルス
,
教職員のメンタルヘルス
,
スクールカウンセラー
,
連携
Keyword:
メンタルヘルス
,
教職員のメンタルヘルス
,
スクールカウンセラー
,
連携
pp.920-921
発行日 2005年11月1日
Published Date 2005/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100196
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- 文献概要
不登校,ひきこもり,いじめ,学級崩壊,子ども虐待,非行,喫煙・薬物依存,自殺や残虐な少年事件,性の逸脱行動の低年齢化など,学校現場における子どもたちのメンタルヘルスは,時にどこから手をつけたらよいかのわからなくなるほど,複雑かつ重篤になってきた.同時に,教職員のメンタルヘルスも,多発・重篤化してきたことが文部科学省からも報告されている.通常の疾患や学校伝染病,学校健診などへの対応指針が整うにつれ,学校医の新たな仕事としてメンタルヘルスの相談を受けることが増えてきた.
ここでは,学校医活動に慣れてきた医師が「これまでとは何か違うことをしてほしい」と学校から依頼され,「メンタルヘルス教育」を考えた場合,どのように対応したらよいのか,筆者の経験をもとに,ひとつのアイディアとして報告する.
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