特集 腰痛診療 サイエンスとアート
腰部CT・MRIの読み方
藤原 卓哉
1
1株式会社ドクターネットホスピタル
キーワード:
red flags
,
evidence-based radiology
Keyword:
red flags
,
evidence-based radiology
pp.820-823
発行日 2005年10月1日
Published Date 2005/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100172
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画像診断の進め方
本稿を執筆するに際して,腰痛を訴える患者さんが自分の外来を受診してきた時にどうしているかを,知り合いの内科医に尋ねてみた.その答えは「まずMRIを撮って,所見があれば整形外科に回す」というものだった.手軽にMRIをオーダーできる,恵まれた環境で働いている彼のような医師ならばともかく,日本中の一般診療医がことごとくこうしたやり方を踏襲しているとは思えない.それにしても私が日々読影している腰部CT・MRIには腰痛の評価を目的とするものが多い―ひょっとしたら多すぎるのも,また事実である.
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