特集 見逃さない 間違えない骨・軟部腫瘍と骨転移
骨転移の画像診断−ここがポイント!CT,MRIの読み方−
佐藤 千明
1
,
山本 麻子
1
1帝京大学医学部放射線科学講座
キーワード:
骨転移(bone metastasis)
,
赤色髄(red bone marrow)
,
Dixon法(Dixon method)
Keyword:
骨転移(bone metastasis)
,
赤色髄(red bone marrow)
,
Dixon法(Dixon method)
pp.1251-1260
発行日 2024年12月19日
Published Date 2024/12/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001995
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骨転移の画像診断においては,複数のモダリティを用いた総合的な判断が必要である。CTの読影においては,階調設定を適宜変更したり,見逃しやすい部位に注意することで,見逃しを減らすことができる。いくつかの骨病変はCTで特徴的な像を呈する。MRIでは,T1強調像で骨髄の高信号が保たれていれば,脂肪髄を置換する病変がないことを確認できる。また,赤色髄と転移性骨腫瘍の鑑別には,MRI Dixon法での微細脂肪の検出やFDG-PET/CTでのSUV maxの測定が有用である。
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