特集 一般診療の薬 Essential Medicine 80
呼吸器・アレルギー薬
亀井 三博
1
1亀井内科・呼吸器科
キーワード:
ピークフロー
,
長時間作動型β刺激薬
,
短時間作動型β刺激薬
,
気道の炎症
,
抗ヒスタミン薬
,
継続使用
,
COPD
,
急性増悪
,
急性の咳
Keyword:
ピークフロー
,
長時間作動型β刺激薬
,
短時間作動型β刺激薬
,
気道の炎症
,
抗ヒスタミン薬
,
継続使用
,
COPD
,
急性増悪
,
急性の咳
pp.582-587
発行日 2005年7月1日
Published Date 2005/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100118
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【吸入式喘息治療薬】
フルタイド(R)(プロピオン酸フルチカゾン)
■症例
28歳の男性.小児期からの気管支喘息のため,春秋になると毎朝喘鳴を伴う咳が出る.その時期になると病院へ行き,短時間作動型β刺激薬(サルタノール(R):別項参照)の吸入だけをもらって苦しい時に使っていた.喘息のケアの仕方について説明.フルタイド(R)と長時間作動型β刺激薬吸入(セレベント(R):別項参照)を処方.数日で朝の喘鳴がなくなり,短時間作動型β刺激薬の使用はなくなった.
■通常の使い方
1回1ブリスターを1日2回.1ブリスター50,100,200μgの製剤がある.成人は100~200μgを使用することが多い.最大1日量800μg.
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