増刊号 豊富な処方例でポイント解説! 耳鼻咽喉科・頭頸部外科処方マニュアル
11 アレルギー性疾患
口腔アレルギー症候群
松岡 伴和
1
1山梨大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座
キーワード:
口腔アレルギー症候群
,
花粉-食物アレルギー症候群
,
抗ヒスタミン薬
,
エピペン®
,
アナフィラキシー
Keyword:
口腔アレルギー症候群
,
花粉-食物アレルギー症候群
,
抗ヒスタミン薬
,
エピペン®
,
アナフィラキシー
pp.220-223
発行日 2023年4月30日
Published Date 2023/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203349
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処方のポイント
●口腔アレルギー症候群(OAS)に対する治療の原則は原因食物の除去である.抗ヒスタミン薬は,誤食などで症状が出てしまった際のレスキュー薬として使用する.
●抗ヒスタミン薬の効果には個人差があるので,処方例にとらわれず,これまでに内服したことがあり効果を実感した薬剤があれば,それを第一選択としてもよいと考える.
●エピペン®は,アナフィラキシーの既往がある患者については必ず処方する必要があり,投与のタイミングについて教育のうえ携帯を促す.
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