在宅医療技術の進歩[25]
痴呆性高齢者に対する在宅ケア
平原 佐斗司
1
1東京ふれあい医療生活協同組合 梶原診療所 在宅サポートセンター
pp.68-72
発行日 2005年1月1日
Published Date 2005/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100040
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痴呆性高齢者に対して適切なケアを提供するためには,たとえばアルツハイマー型痴呆(ATD : Alzheimer type dementia)であれば,発症から死までの約10年間を見越して,最初から最期まで継続的に関わり,各々の段階で必要な医療が適切に提供されることが重要であり,このような医療の一貫した関わりがケアの質を高める.本稿では訪問診療対象となる重度の痴呆症患者へのケアだけでなく,外来で関わる軽度あるいは中等度痴呆症への対応についても解説する.
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