小さな工夫
腎瘻カテーテル再挿入用スタイレット
山本 秀伸
1
,
飯沼 誠一
1
1大田原赤十字病院泌尿器科
pp.548
発行日 1990年6月20日
Published Date 1990/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413904646
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経皮的腎瘻カテーテル自然抜去時の対策のため,カテーテル再挿入用として考案したスタイレットを紹介する.
腎瘻カテーテル抜去時の対処の概要は,西村1)が本誌において発表した方法とほぼ同様であるが,このスタイレットを用いることによって,処置が著しく簡略化される.スタイレットは金属性,形状は直径2mmの円柱形で取手がついており,12Fの腎痩カテーテルの内腔に装着できる太さである.直線部分は32cmで,カテーテルに装着した際、先端がカテーテルの先穴から少し出る長さである.またスタイレットの先端は,グラインダーで丸くしてある(図1,2).
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