増刊号特集 泌尿器科 病棟管理マニュアル
Ⅲ.ベッドサイド処置の実際
尿道カテーテル留置・尿閉
高橋 信好
1
,
山内 崇生
1
,
神村 典孝
1
,
古家 琢也
1
,
鈴木 唯司
1
Nobuyoshi Takahashi
1
,
Takao Yamauchi
1
,
Noritaka Kamimura
1
,
Takuya Koie
1
,
Tadashi Suzuki
1
1弘前大学医学部泌尿器科
pp.152-155
発行日 2002年3月30日
Published Date 2002/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413904595
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1 はじめに
尿道カテーテル法は日常臨床の場で各診療科で頻回に行われている基本手技であり,一見容易に思われがちであるが,合併症の危険も少なくないことより基本手技を十分習得しておく必要がある。
泌尿器科医は,他科の医師や看護婦が挿入不可で患者が尿閉,すなわち膀胱の緊満により苦痛を訴えており,緊急の対応が求められる症例や膀胱,前立腺の手術後に,留置カテーテルが自然抜去された症例にしばしば遭遇する。
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