増刊号特集 泌尿器科 病棟管理マニュアル
Ⅲ.ベッドサイド処置の実際
自己導尿とストーマケア
岡村 武彦
1
Takehiko Okamura
1
1名城病院泌尿器科
pp.145-151
発行日 2002年3月30日
Published Date 2002/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413904594
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1 はじめに
自己導尿の指導は本来外来レベルで時間をかければ十分行われるものであるが,高齢者や,理解力の乏しい場合,また,女性患者には指導に十分な時間が必要であり,入院したうえで指導したほうが満足のいく結果となることが多い。また,ストーマケアについても,代用膀胱などの尿禁制型ストーマを作成した場合,その指導は自己導尿の指導に順ずるため,同様の管理マニュアルを作成し,それに従って指導することとなる。
一方,回腸導管に代表される種々のストーマケアについては,個々の患者の状態に合わせた指導が要求され,最近一般化されつつあるクリティカルパスの導入は難しいところである。
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