Japanese
English
手術手技 ここまできた泌尿器科日帰り手術 9
カルンクルおよび尿道脱に対する外科的治療法
Surgical procedures for urethral caruncles and urethral prolapse
高橋 信好
1
,
山内 崇生
1
,
工藤 大輔
1
Nobuyoshi Takahashi
1
,
Takao Yamauchi
1
,
Daisuke Kudou
1
1弘前大学医学部泌尿器科
キーワード:
カルンクル
,
尿道脱
,
エストロゲン
Keyword:
カルンクル
,
尿道脱
,
エストロゲン
pp.1001-1005
発行日 2004年12月20日
Published Date 2004/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100651
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要旨:カルンクルは日常の外来診療で比較的頻度の高い疾患である。有症状の大豆大以上の腫瘍には,単純切除,側壁に及ぶ大きな腫瘍には,広範切除術を行っている。一方,尿道脱はカルンクルよりも稀であり,小児例では,エストロゲンによる保存的治療,成人例では,外科的根治術が行われる。環状切除術が推奨されるが,日帰りよりは,1泊入院が望ましい。いずれも仙骨麻酔で安全に施行可能である。術後の再発,狭窄には十分に注意する。
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