特集 研修医として今知りたい新生児の診療に必要な手技
Ⅱ.処置手技
採尿,尿道カテーテル留置
内田 優美子
1
,
西久保 敏也
1
1奈良県立医科大学附属病院総合周産期母子医療センター新生児集中治療部門
キーワード:
出血
,
低出生体重児
,
感染
,
抜去困難
,
腹部超音波検査
Keyword:
出血
,
低出生体重児
,
感染
,
抜去困難
,
腹部超音波検査
pp.523-527
発行日 2023年5月1日
Published Date 2023/5/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000462
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SUMMARY
▷採尿は成人ほど容易ではなく,児の体重や基礎疾患に応じた採尿法を選択する.
▷尿培養は清潔操作が必要なためバッグ採尿は適さない.膀胱穿刺は,汚染は少ないが侵襲が大きい.
▷バルーン付き尿道カテーテル留置では,尿道損傷の予防に配慮した挿入方法と挿入長が重要である.
▷栄養カテーテルでの尿道カテーテル留置は,感染,出血および結び目形成などの合併症に注意する.
▷膀胱穿刺は,小児泌尿器科医が行うのが原則で,超音波検査を用いた確実な穿刺を行う.
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