交見室
全体医学的アプローチについて/理想的な統計学コンピュータソフトの紹介
徳中 荘平
1
1新宿石川病院
pp.794-795
発行日 1997年9月20日
Published Date 1997/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413904421
- 有料閲覧
- 文献概要
平成9年7月18日から7月20日までの3日間,札幌で東京女子医大腎センターの阿岸鉄三教授の主催する,第42回日本透析医学会総会が開かれました。小生は済生会栗橋病院の本田 宏先生と共に「わたしの勧める特殊療法—東洋医学,漢方,気功,全体医学」というワークショップの司会をしました。また,特別講演を東京電気大学の町 好雄教授と川越の帯津三敬病院の帯津良一院長にお願いしました。
町先生の「気功の人体に及ぼす生理的効果」は,気功を掛けている気功師と被治療者双方の脳波,心拍,血圧,血流などを測定して検討を加えたもので,六字訣という気功は中国語で掛け声を発しながら行い,その言葉の1つ1つが肝臓,心臓などに相当しています。熟練者が行うと,声を発するたびに相当する臓器の血流が増加する測定データを実際に見せていただいて,大変興味が湧きました。
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.