病院めぐり
札幌鉄道病院泌尿器科
田端 哲也
pp.460
発行日 2002年5月20日
Published Date 2002/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413903564
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当院開設の由来は,「公務傷病者の治療は勿論,旅客・鉄道員およびその家族の傷病に対する治療施設として札幌に病院建設せる」ことが,大正3年9月11日に院議(当時鉄道院)決定し,翌大正4年10月1日に当院設置の達示があり,大正4年11月6日より内科,外科の2科にて診療が開始されました。その後,患者数の増加が著しくなり,建物の増改築の必要に迫られ大正11年12月3日に現在の場所に移転し,診療科7科,29室164床の病院となりました。移転後も患者数が増加する一方で,増築につぐ増築と老朽化に伴い,昭和35年に診療科9科,一般病床182床,結核病床229床の合計411床の総合病院として生まれ変わりました。
当時は,近代的で高度の医療機器を有し,素晴らしい病院として職員・家族の誇りでもあり,そして遠隔地からも多数の方々が通院バスを利用して来られ,当院も大賑わいでありました。
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